A newsletter to keep you updated on latest architecture and design from Japan           
View in Browser

 
June, 2015

「こんにちは、APOLLO一級建築士事務所を主宰する黒崎敏です。2000年事務所設立以来、東京を拠点に100以上の建築をデザインしてきました。2007年より韓国ソウルに、2013年中国鄭州市サテライト拠点を置き、住宅や商業施設等、複数のプロジェクトが進行しています。今日は愛媛と神奈川に建つプロジェクト2つを紹介します。 ã€
 

WRAP





建主は広告代理店に勤めるグラフィックデザイナーで、眺望を獲得できる高台に土地を購入し、開放性の高い建築空間を望んだ。杉板コンクリート打放し塀とガルバリウム鋼板の外壁がクールな対比を生みだし、端正な外観を構成している。大きな開口部を介して木構造の一部が垣間見える部分を除き、外部から内部の様子を窺い知ることはできない。

木製門扉の内側にはRC壁で囲われたエントランスコートが現われ、夜には間接照明が主を出迎える。玄関ドア正面にはオブジェのような鉄骨片持ち階段を設えた。奥に広がるバスコートにはグレーチングを介して柔らかな拡散光が降り注ぐ。主に1階には浴室や個室を設え、全空間が中庭に面するよう計画した。子供室の中庭にあるシンボルツリーのヒメシャラはファサードのアクセントにもなる。

階段を上がると2階の壁と天井を一体化する構造体が徐々に姿を現す。連続的に組み上げられた三角構面はSPFとLVLの組み合わせで構成され、床からスリークッションで軒先まで繋がるシェル空間の内部には柱がない。また、開口部は木製4枚引戸とし、バルコニー手摺を透明強化ガラスを用いて高い開放性をつくりあげた。妻側の家具内にキッチンやリビングの諸機能が収納され、色を白にすることで構造体とのコントラストをつくり出す。

随所に仕掛けられた照明はすべて建築化照明とし、ダイナミックな構造体が間接光で包みこまれる夜のシーンは筆舌に尽くしがたい空間が広がる。




Photos: Masao Nishikawa


 


PATIO





建築デザインに造詣が深いDINKSの建主は、趣味が反映された中庭のある住宅を作るため東京近郊の住宅地に土地を購入した。濃茶のレッドシダー縁甲板張りの外壁と、2階にせり出した白いボリュームのコントラストが印象的な外観だ。

閉鎖的な外観とは対称的に、中庭を中心とした自然光が溢れる内部空間が広がっている。エントランス脇に和室と、その対面に主寝室を設えることで、中庭を介して気軽に往来できる空間とした。北側にはボディルームを設け、バスコートと連続させることでスムースな家事動線を確保しつつリラックスできる一体空間を確保。

中庭のヒメシャラを眺めながら中央に配したストリップ階段を上ると、SPFで構成された特徴的な傾斜天井面が姿を現す。中庭から差し込む自然光がガラスに反射し天井面に端正な陰影をつくりだす。リビング脇には趣味の本やレコードを収納する造作家具を設え、アウターリビングとの一体感が得られる大型引戸を採用。小上がりでダイニングキッチンを設けることで空間には舞台性が生まれ、リビングとの緩やかに棲み分けできる。

キッチン横には、読書や趣味などで自由に過ごせるエクストラ空間を用意し、各自が居場所を限定せず生活を堪能できる仕組みとした。夜には間接照明が天井面を照らし光のグラデーションをつくりだすことで昼とは異なる表情が生まれている。






Photos: Masao Nishikawa
 
 
I N S I D E   A P O L L O

 
We've Moved!
 
6月より新しいオフィスに引っ越し、自社で設計した建物に入居します。近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄り下さい。

新住所
〒107-0062東京都港区南青山5-11-23 TERMINAL 1F/B1F
TEL: 03-6433-5095
FAX: 03-6433-5096

 


 
 

 

APOLLO一級建築士事務所 / APOLLO architects & associates
www.kurosakisatoshi.com

 



テキストや写真の無断転載は固くお断りいたします
Copyright (C) 2015 
Neoplus Sixten Inc. All Right Reserved