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August, 2016

「こんにちは、APOLLO一級建築士事務所を主宰する黒崎敏です。2000年事務所設立以来、東京を拠点に100以上の建築をデザインしてきました。2007年より韓国ソウルに、2013年中国鄭州市サテライト拠点を置き、住宅や商業施設等、複数のプロジェクトが進行しています。今日は東京に完成したプロジェクトを紹介します。 
 


HAT


 

クライアントは50代の共働きご夫婦。都心部の実家の建て替えを母親との同居を前提に計画した。敷地は高層ビルが建並ぶ一角にある住宅街で、古き良き東京の名残を感じることができる。住宅密集地であるがゆえ、将来の自然災害に備えるべく構造は耐火性と耐震性に優れたRC壁式構造を希望。狭小地かつ変形地であることから、各方角から影響する斜線制限を巧みにかわしながら最大限の容積確保が求められた。

袋小路の終点敷地であるがゆえ、建物の全貌は見えない。空間を半分地下に埋めることで、地下1階地上2階の3層構造とすることで緩和を生かしつつ最大容積を確保している。変形敷地に沿った平面形状がそのまま建ち上がり、打放しコンクリートの箱の上に尖った帽子をかぶせたようなチャーミングな外観が印象的である。

エントランスコートの内部にある1階玄関横の階段を半階下りた場所に母の部屋を設置。それに対して子世帯は半階上った場所に夫婦それぞれの書斎が併設された主寝室と水廻りをコンパクトにまとめたプランになっている。一見すると閉鎖的に見える外観だが、中庭を設けることで内部空間は開放的に広がり、十分な自然光に包まれている。

斜線制限に沿ってかたちづくられた特徴的な小屋組はあえてRC造とせず、垂木をあらわした木造とすることで、最上階ファミリールームには混構造ならではの独特の表情が生まれている。中庭のあるロフトのような小空間には独特の求心力があり、さながらモンゴルの遊牧民の住まい「パオ」を彷彿させる。間接照明による屋根のライトアップにより屋根全体が浮かび上がり、小空間ながらも大樹に寄り添うような安心感が生まれている。



 


Photos: Masao Nishikawa
 
 
I N S I D E   A P O L L O

 
Recent Achievements 
2016. 01 :  Wallpaper Design Award 2016 [UK] "Best New Private House" Shortlist, GRIGIO   

2016. 02 :  Archdaily 2016 Building Of The Year Award [Chile] "Houses" Shortlist, WRAP  

2016. 06 :  Iconic Awards 2016 [Germany] Winner, WRAP

2016. 06 :  German Design Award [Germany] "Excellent Communications Design" Shortlist, GAZE

2016. 06 :  German Design Award [Germany] "Excellent House Design" Shortlist, GRIGIO, WRAP  

2016. 06 :  Architecture Awards For 2016 [UK]  "Corporate LiveWire" Shortlist
 


左からGRIGIO, WRAP, GAZE



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APOLLO初のモノグラフが発売中です。
 
 

 

 

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