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Weekly Updates


2020.11.15発行

新着記事

2020/11/8
線状降水帯の半日前の予測と今後の水害対策
 
九州などに大雨をもたらす梅雨末期の線状降水帯。現在の予報では事前にこれを特定することは難しいとされ、予報技術の向上や改善が検討されています。そうした文脈の中で気象庁は、2030年までには線状降水帯の発生を半日前までに伝えられるようにしていくとのことです(2020.11.5 毎日新聞の報道より)。今の段階では予測できない情報が充実する方向性が示されたことは歓迎です。しかし、水害対策の中では次の3つの点を忘れてはなりません。
2020/11/9
クイズでUP!気象情報利用力 #05
 
【Question】 大雨の警戒レベル5として現在のところ発表されることとなっているのが「災害発生情報」です。この情報は次のAとBのどちらの行動が推奨されているでしょうか?

A. 屋外の移動は危険かもしれないので、その場のより安全な上階等に速やかに避難するのがよい
B. 市町村が指定した避難場所等に速やかに避難したほうがよい
2020/11/10
クイズでUP!気象情報利用力 #06
下のNHKのニュースのように「○○川氾濫危険水位を超える」といった情報を得た際、情報確認のためにすべきことは何でしょうか?
2020/11/11
日本の防災情報の問題点
 
災害が迫った時に自治体や気象台、国などから発表される情報には具体性がかけたものが多く見られます。ここで言う具体性とは、「いつまでに」「何をすべきか」や「どの場所が影響を受けるか」といった情報です。

一つ例をみてみましょう。次の2つの図は国が管理する河川が増水した際に地域にエリアメールとして一斉に配信されるメールの文面です。
2020/11/12
治水施設の限界と防災:東京都古川の例をもとに
9月に東京都港区の方を対象に行なったオンライン防災セミナーで、港区内を流れる古川という河川に整備された地下貯留池の話が話題になりました。港区を流れる古川は流域面積が狭く、上流部の渋谷などで降った雨によりものの30分もしないうちに堤防すれすれの状態になることもある川です。過去には川沿いの低いところで浸水被害も発生しています。

地下調節池は古川の水が増水した時に一時的に水を貯めておく施設で、水かさが増してくると図の取り入れ口から水が地下に流れ込む仕組みです。ピークの時の流量を減らすことができるので、護岸を超えて住宅地に流れ込むことをある程度防いでくれます。地下に流れ込んだ水は川の下に設置されたトンネル状の空洞にいったん貯水され、その後放流されます。

セミナー参加者の方によると、地下調節池の工事期間は長く、お金もたくさん使ったそうです。セミナーを受けるまでは「これが完成して、ようやく安心だ」と思っていたとのことですが、こうした施設ができた時には警戒を緩めていいのかしっかりと確認しなければなりません。
2020/11/13
クイズでUP!気象情報利用力 #07
【Question】
一般的に言って、床上浸水が起こり始めるのは浸水の深さが地面から何センチ程度とされているでしょうか?

A:30cm
B:50cm
C:70cm
2020/11/14
避難情報の見直しと2つの避難
日経新聞の記事によると、「災害時に自治体が発表する『避難情報』の見直し作業が難題に直面している」とあります(2020/11/7付記事)。

「災害が切迫し避難が手遅れな状況で命を守るための行動を強調すると、逆に『それまで避難しなくてよい』と受けとられかねないジレンマがある」(同紙)ということが懸念点だそうですが、この点について私たちはどのように考えていけば誤解なく情報が使えるのでしょうか。

(編集後記)

しばらく前にアマゾンの電子本セールを行なっていたので、気象や災害に関する本を買って読んでいます。その一つがアメリカで活躍した気象学者・藤田哲也氏を追った「Mr.トルネード 藤田哲也 航空事故を激減させた男」という本。飛行機事故が約18ヶ月に1度という割合で発生していた時代に事故を引き起こす超局地的な気象現象の存在を初めて唱えた方で、「ダウンバースト」の名付け親です。彼は竜巻のスケール化にも取り組み、竜巻の大きさは「藤田スケール」と呼ばれています。
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